渇水が心配される中での、久しぶりの恵みの雨。雨上がりの日と桜が散り際を逃すまいと、新城市の桜淵公園へと向かった。
駐車場を囲う桜たち

正午前。駐車場(木かげプラザ前)を囲うように桜が咲き誇り、その向こうには新城市の山と青空。
車から降りると、降り注ぐ陽光に照らされた春の景色が広がっていた。
…夜勤明けであったが、無理してでも訪れてよかった。疲れが一気に吹き飛んでしまう程の光景だ。
木かげプラザ周辺を散策

駐車場の車の多さからも分かるように、大勢の方が訪れている。キッチンカーなどの出店もあり、歩いていると美味しそうな匂いが漂う。
…春の景色を見ながら食べるのは格段に美味しいだろうな。

定番のソメイヨシノやエドヒガンなどの品種の桜が立ち並ぶ。芝生にシートを広げ、お花見を楽しむ人も多く、賑わいをみせていた。
その活気溢れる光景は、まさに春の公園らしい姿となっていた。
象徴する赤い吊り橋「笠岩橋」

赤い大きな吊り橋。人が吸い込まれるように橋の方へと向かう。
行ってみよう。
橋からの眺めは…

「笠岩橋」は桜淵公園の象徴である赤く大きな吊り橋。流れているのは豊川である。
もともと川辺に「笠岩」と呼ばれる岩があり、そこから名前が取られているようだ。

橋からの景色を眺める。S字のように流れる豊川は深い緑色で広い川幅を誇る。
周辺の木々や川の色は、相対的な赤色の吊り橋をより一層際立たせていた。

深い渓谷とゆったりと流れる広い豊川、そして川辺に彩る桜の木々。朱色の太鼓橋も架けられており趣を感じられる景観だ。
もともとこの場所が「桜淵」と呼ばれる理由は、1662年(寛文2年)新城城主・菅沼定実がこの景観に目を付けて、桜を植えさせたことから始まったとされる。
時代を超えて途絶えることはなく、今もこうして景観は残されて「三河の嵐山」と呼ばれるまでとなった。
…現代に残るということは目利きのある城主だったのかもしれない。
デッキスロープから桜を眺める

吊り橋を渡り切った先には、デッキスロープで整備された遊歩道。近くまで桜を眺めることが出来る。
斜面の形状に合わせたスロープから映る桜と吊り橋は絶好のフォトスポットであり、多くの方がここを背景に写真を撮っていた。
階段からの景色も…


スロープだけでなく、階段から見上げたり見下ろしたりする景色も桜や吊り橋、豊川などが映るため写真撮影には嬉しい場所となる。
階段の構造が合わさったり、見上げる・見下ろしから映る春の景色は何とも新鮮な気持ちで撮ることができた。
川辺周辺の散策
彩りを添える菜の花

階段を降りる豊川の近くだ。
水辺の春を彩るのは桜だけではない。菜の花も咲き誇り、桜に負けじと主張をする。
…そういえば菜の花は長い期間咲いているな。冬から春の1年の4分の1くらいは咲いているのではないか。春の一幕を撮る側としては嬉しい限り。

そこから眺める笠岩橋は、桜淵公園の春の全てを収めることができ、空の青色も加えて彩り豊か。
少し情報量が多い気もするがどこを切り取っても贅沢な景色が詰まっている。
太鼓橋付近から映る笠岩橋

先ほどの吊り橋から見た太鼓橋付近まで足を運ぶ。ここからでは橋の全体を眺めることができる。
渡ってみたときはあまり意識していなかったが、離れて橋を眺めると橋の長さに驚かされる。100mほどはあるのではないだろうか。
貸し出しボートもある

ふと豊川を眺めていると、ボードに立ちパドルを漕いで進む人を見かけた。ライフジャケットを着用していたため園内の関係の方かもしれない。
そういえば吊り橋から眺めていた時にボートがあったな。近くまで行ってみよう。

ボートの近くまで来てみた。自分が訪れた時間ではボートを漕いでいる人はいなかったため、貸し出し店はお休みだったのかもしれない。
もしもボートに乗ることができていたのなら、ボートから橋を見上げたり、散り落ちた桜の花筏をパドルでかき分けたりと、思い出に残る体験ができていただろう。
最後に

どこを切り取っても絵になる桜淵公園。三河の桜の名所だけあって多くの人の賑わいをみせていたが、その光景が春の芽吹きのように生命力と活気に満ち溢れていた。
春のイメージが先行しがちであるが、自然豊かな場所であり、夏には深緑、秋には紅葉など年間を通じて楽しめる場所でもあるようだ。
アクセス情報
グラウンドにも駐車場があります。駐車料金は1000円です。




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