田原市は海に近いが、新城市は山に囲まれており、豊川水系の綺麗な川が流れている。
PS4/switch用ソフト「風雨来記4」では岐阜がメインであり、360度カメラでは見渡す限り山だったり川が流れている。
ゲームをやっている中でも、夏の山川は魅力に感じていた。
今度は自分でもこういった風景を見ようと新城市へと向かう。

目的の四谷の千枚田に到着。
方言を使った「よう来たのん」と看板がお出迎え。
全国棚田サミット(2005年)の開催地にも選ばれたようだ。
なんだそのサミットはと調べてみると、棚田の保全や文化・歴史遺産の継承など無くてはならないものだ。
棚田を作ったり、それを維持したり、後世に残そうとしたりと、いろいろな方の尽力のおかげで棚田の景観は守られている。
棚田を見に来ている者としてありがたい。

web検索をかけるとよく見かける景観であるが、実際に訪れると圧巻である。
夏の緑の山と田畑は綺麗であり、晴天の青空とマッチしている。
稲は若干黄色に色付いている 秋になると黄金色になりまた違った風景を楽しむことが出来る。

棚田が出来るまでの経緯が書かれている。
明治期に山崩れから家屋損害や犠牲者を出しつつも、復興に立ち上がった村人たちが荒れ地から何年も掛けて田に変えたとある。
当時は機械がなく、手作業であっただろう 行政支援も乏しかっただろうから復興させた当時の人たちには本当に感服である。
年々、棚田の数は減ってしまっているが、現在もこうやって棚田を継承していることには頭が下がる思いである。
山間部であるため、コンバイン等を使わず収穫なども手作業なのだろうか。

坂を下った直後に、「県」と書かれた石柱に手拭きが乗っている。
こういう何気ない感じが田舎らしく好き。

さらに下ったところに休憩中の人がいる。
…よく見ると人形であった。
着ている作業服や道具は本物か 非常によく出来ている。

こちらは日陰で休む人形 ちゃっかり五平餅を焼いていたり鶏もいる。
麦わら帽や手ぬぐいを巻いたりと本格的だ 昔、祖父母が畑仕事をしていた時に着ていたのを思い出す。

何かを釣っている 網や魚をいれる籠だろうか。
梅雨も明け、奥の紫陽花は枯れてしまっている。

筧だったかな 柄杓もある。
川から水を汲み取っているかな。

そういえば、風雨来記4でDLCで四谷の千枚田を回っていた際に、奥三河の米の品種の紹介がされていた。
調べてみると「ミネアサヒ」と呼ばれる品種であり山間部でしか作られていない希少米だそう。
ゲーム本篇では岐阜県の「ハツシモ」も紹介されていたが、希少なお米をゲームで教えてくれるのはさすがである。
お米を教えてくれるゲームといえば他に天穂のサクナヒメくらいかな。(プレイしたことがないが)
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