表参道を歩き、鳳来寺山へと登る。
表参道だけでも1kmほど 太陽が照りつける中、すでに汗ばんでいた。

鳳来寺山登山口。
既に古来の日本のような神秘的な感じがする。
石段を登っていく。
鳳来寺山は日本観光地百選山岳の部にて選ばれている。
1段1段ある石段は急斜では無いが、鳳来寺までは1000段以上ある。
…これは帰りの時間がないため、途中下山になりそうか。

鳳来寺山は様々な動植物が生息する。
途中、カナヘビやマムシにも遭遇した。
中でも、コノハズクは「ブッポウソウ」と鳴き、仏法僧という漢字が充てられているという。
コノハズクとは別にブッポウソウという鳥もいるらしいが、初めはこの鳥がブッポウソウと鳴いていると思われていた。
時期的なものか、夜行性なのか、それらしい鳴き声は聞こえず。


途中、様々な偉人の詩が石柱に書かれている。
こういった発見や楽しみが鳳来寺山にはあるようだ。

崖にお地蔵さんが収まっている。
「利修仙人」という鳳来寺山で修業をしていたとされている人物の像らしい。
そういえば入口に鳥に乗った人物の像があったが、鳳来寺の「鳳」は鳳凰から来ているのだろうか。

200段近くまで行っただろうか。
鮮やかな朱色の門が見えてくる。

鳳来寺山 仁王門。
両脇には仁王像が立ち、中央には鳳来寺の額が掛けられている。
緑の木々に、朱い門。対照的な色合いで門がハッキリと映る。

仁王門横手にある地蔵 表情は険しい。
鳳来寺山の地蔵はどれも、こんなところにもあるのかと驚かされる。

山道はまだまだ続く。
結構体力に来ている。元々は修験の山だったのかな。

日本名木百選「傘すぎ」
樹齢は何百年もあろう。相当昔からあるのだろうか。
大きさに圧倒され、写真にも収まりきれない。

鳳来寺山はこういった「〇〇院」「〇〇殿」といった跡地に石碑が遺されている。
残存している遺構は少なく、跡地はこういった石碑で教えてくれる。

登山途中であったが、他にも寄りたい所があり下山することとした。
下山途中に見つけた岩の上にある地蔵。
こんなところにもあるとは。
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