愛知県と静岡県の県境にある普門寺。紅葉スポットとして知られており、時期によっては多くの参拝客が足を運ぶ。
11月下旬と12月中旬にかけて2日、参拝と紅葉の移り変わりを見に訪れた。
豊橋の「もみじ寺」

駐車場を降り、すぐに仁王門。近くの紅葉と相まってもみじ寺という名に相応しい雰囲気だ。
手を合わせている小さいお地蔵さんが出迎えている。

こじんまりとして可愛らしい。
バックの紅葉もしっかりと色付き太陽光を受けて眩く輝いていた。
豊橋のもみじ寺「普門寺」の歴史

727年、僧であった行基によって開山したとされる。寺の山号は船形山。観音様のお告げを受けて「船形山 普門寺」と名付けられた。
1170年前後に比叡山に攻められて一度焼失(当時の比叡山延暦寺は僧兵などの武力を持っており勢力争いに巻き込まれたのか)。その後、源頼朝の叔父の化積上人により復興。
鎌倉時代には源頼朝が平家追討を祈祷をし、自身の等身大の不動明王像を造ったとしている(現存し愛知県指定文化財に登録)
戦国時代では船形山の城(船形山城)を巡り今川氏と田原城の戸田氏が争った(船形山合戦)。両氏の勢力圏境に位置した山で、山頂から一望できるこの山は重要な場所であったのだろう。
この時期に兵火により2度目の全山焼失するが、今川氏や徳川家康、池田輝政などの代々の領主の保護を受けて少しずつ復興を遂げた。江戸時代では桜の名所として、そして現在では紅葉の名所として有名となっている。
「普門寺」境内へ

鐘楼門。大晦日ではここで鐘を鳴らしている。
テレビでやっていたが、除夜の鐘は昼間に鳴らしているようだ。理由は参道が暗く危険がないようにと配慮がなされている。
そのまま進むと客殿、右側には供養墓、左側には本堂へと続いている。
色付き紅葉の階段

本堂へは少し勾配となっている。見渡すと一面が紅葉で彩られている。
ゆっくりと登り、紅葉景色を堪能する。

ところどころ緑も混じっているが見上げると辺りのほとんどが赤い景色。
ここまで見事な紅葉は見たことがなく、魅了されっぱなしであった。
紅葉とお地蔵様

途中、お地蔵さんたちが立ち並ぶ。毛糸の赤い帽子を被り、寒くなる季節に備えている。

…よく見ると、左のお地蔵さんだけ頭が新しい。
頭だけ取れてしまったのか…。
本堂と紅葉の移り変わり

五色幕が掲げられた本堂に到着。立派な本堂の周りの紅葉も色付いて綺麗。

11月下旬にも訪れていた時はまだまだ青さが残っていたが、色が移り変わる紅葉姿もまた見もの。
赤深い紅葉も綺麗だが、移り変わる紅葉を見に訪れても損はしないだろう。
暑さの影響なのか、どこも紅葉の色付きが遅いようだ。しっかりと色づいた紅葉を見るには12月中旬に差し掛かる頃がベストか。

境内は見渡す限りの紅葉であり、お寺と紅葉から何となくPS4「SEKIRO」の仙峯寺を思い出した。
いろいろな場所の紅葉を眺める



お寺の背景と非常に良い調和を見せる。どこの紅葉も絵になる景色だ。
「もみじ寺」と呼ばれるだけあり綺麗に色づいた紅葉を心ゆくまで堪能できた。
アクセス情報
駐車場は紅葉時期になると混みます。普門寺は16時に閉まります。お寺やほかの方に迷惑が掛からないようお願いします。




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