写真ばかり投稿している中、別のことも記事にしてみようと思う。かなりブログの方向性を見失っていますが…。
ゲームもほどよくやるため、ゲームのネタを記事にしようかと。

コナミから発売される10月8日発売のサイレントヒル2リメイク。ジャンルはホラーアドベンチャー。プラットフォームはプレイステーション5,PC(steam)。
昨今のゲームはバイオハザード、ドラゴンクエスト、聖剣伝説などリメイク作品が発売されるケースが見受けられる。アニメなどもジャンプ漫画を始め多くの作品がリメイクされているので、そういった流れが出来つつあるのかもしれない。
初代サイレントヒルは1999年3月にプレイステーションで発売と歴史としては長い部類となる。当時はバイオハザードも有名であり、ホラーゲームとして比較されていたこともあったが、方向性は違うところがある。バイオハザードが動的に対して、サイレントヒルは静的といった表現がされていることがあったが、端的に言えばそうかもしれない。
今回はサイレントヒル2がリメイクされるのだが、1を飛ばしてなぜ2が?と思われるかもしれないが、2はストーリーの評価が良く、また敵クリーチャーの魅力もあるなどシリーズでも評判は高く妥当な選定かと思われる。
久しぶりに作品が登場したこともあり、シリーズについて筆者が思う魅力について触れたいと思う。
魅力① 静的なホラーゲーム
静かな霧が覆う街サイレントヒルが舞台であり、各主人公たちは目的のために、街を行き来し病院や学校、アパートといった施設を訪れることとなる。
静かで霧が深く目の前の状況も分からないまま、ライトの先に突如としてクリーチャーが登場する。ラジオも所持して電源をオンにすればクリーチャーを察知して鳴らしてくれるが、そのけたたましい音が恐怖感がさらに増す。静かであったその場所が一気に恐怖の現場となり、戦ったり、逃げたりといった選択に迫られる。
他のホラーゲームのように、ガラスなどが割れて大きい音とともにクリーチャーが突如として現れるといった表現は一部も除いて少ないため、びっくりさせるというよりも精神的にゾクゾクさせるような怖さがある。
そして、サイレントヒルで起こる「裏世界」では、それまでの表世界から一変して、血や錆で表現されて世界となる。絶望的な世界へと変わり、早く表世界に帰りたいといった感情が生まれてくる。
ゲームにおいて、ローディング(ロード時間)はない方がいいと思うが、このシリーズではある意味怖さの演出を担っているところもある。ドアを開ける→ローディング中に一息→ラジオ音とともに目の前にクリーチャーがいて驚き、地図を見るか、開けたドアから戻り引き返すといったお決まりパターンが個人的にはあった。

山岡氏の音楽も秀逸であり、物静かなサイレントヒルの恐怖を掻き立たせている。
魅力② 意外な物を使って仕掛けを攻略

前述のように、サイレントヒルを行き来して、病院などの施設を訪れる。そこの施設を攻略するのに様々な仕掛けを解いていく必要がある。
〇〇の鍵はその鍵の合った場所に使う、など定番な物もあるが、ここでこんなアイテムが必要になるのかと驚かされる所もある。場合によってはアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作り仕掛けを解いていくこととなる場面も存在する。
行ったり来たりして各施設の状況を地図で埋めていき、どんどん仕掛けを解いて攻略していくと達成感にも繋がっていた。
魅力③ 考察の余地を残す作品
どの作品もクリアだけではサイレントヒルがどんな所でどんな歴史があるのか、登場人物たちの境遇や置かれた状況など把握は難しい。各所を回り調べるとそのことに触れることもあるが、どういうことだろうと疑問も出てくる。
考察の余地を残す作品は好きであり、今では考察動画をYouTubeで紹介してくれている方もいる。当時は2ちゃんねるや攻略サイトの掲示板などで意見が交わされていたが、意味が分からなかった謎が解けてくるのが面白かった。一部の製作者が作ったSIE発売の作品「サイレン」シリーズも同様に考察の余地を残す作品であり個人的にはこういった作品が好きなのだと思う。
他にもいろいろな魅力があり好きなシリーズではあるが、シリーズを重ねるごとに個人的に評価を落としている作品でもある。「サイレントヒル4 THE ROOM」ではサイレントヒルの街中を行き来出来なかったり、仕掛けの謎解きが弱いと感じた。「THE ROOM」という副題が付いているため、おそらくではあるがナンバリングにせずに、外伝のような位置づけにしたかったのだと個人的に思う。
以降の作品においても、開発会社が海外スタジオに委託しているため、今までのようなサイレントヒルとは違ったテイストに仕上がっているように感じた。「ホームカミング」はスプラッター的な表現となっている場面があり、「これサイレントヒルなのか?」と疑問と感じる部分もあった。
今回は10年ぶりくらいのシリーズ復権のリメイク作品であり、発表された時から楽しみしていた。トレイラーを見た感じであれば原作に忠実さは見られているため期待したいところである。
コメント