新幹線などに乗っていると山頂の観音像が見えてくる。
前から気になっており、近くに来たので夕刻にふと立ち寄ってみた。

登り始めてすぐに法師像が建てられている。
かつては修験道だったのだろうか。

真上を見上げると、観音様が見えている。
そこまで高くはなさそうだ。

すぐ傍にある観音堂。

…の傍にある巨木。
かなりの大きい杉である。
豊橋の巨木・名木100選にも選出されている。

岩窟には様々な像があり、昔から神仏と関係した場所だろう。

少し戻りここから登っていく。
観音像までの距離はそこまでないが、険しそうだ。

登る前。
階段で整備されている訳でなく、自然道となっている。
鎖の手すりを命綱だと思い、慎重に登っていく。

無事に頂上に着いた。
10分くらいだろうか 足場は悪かったが、疲れず登ることが出来た。
青銅の観音像 2・3mくらいと大きい。
観音像は戦時中の武器などの製造のために金属回収にて供出されていたが、今ある像は戦後になって再建されたものとのことだ。
お寺の鐘は回収されて小さくなって戻ってきたという話は聞いたことはあったが、こういった歴史的な像までも対象となっていたとは。
観音様も小さくなって戻ってきたのかもしれない。

すでに半月が登っている。
9月に入り、日の暮れも早くなっている。

登った距離を考えると、景色は非常に良い。
太平洋側はのんほいパークの観覧車やラウンドワンが見ることができる。

豊川・新城側。
手前は住宅など建物が並ぶが、奥には山々が連なっている。

静岡方面に目をやると展望台がある。
あそこからでも抜群に景色がいいだろう。

定期的に走っている新幹線。
かなり便があるのだろう 数十分滞在したが東京・大阪方面で走っているのを何度か見かけることが出来た。

さらに時間が過ぎて暗くなる。
小山に佇む観音様は神秘的である 世界を見下ろしているRPGのラスボス感がある。(失礼)
時間帯によって見え方が違うだろうな。
もう少し居たかったが、暗くなり危ないため下山することとした。
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